武闘家 / 武道家
・武闘家・武道家
武闘家
自分の肉体を鍛え上げて戦う者のことです。異世界では、魔法や剣術に比べて少数派の職業ですが、その分個性や特色が強く出ます。武闘家は、自分の拳や蹴り、肘や膝などを武器として使います。また、様々な格闘技の流派や技を習得しています。例えば、空手や柔道、ムエタイやプロレスなどです。武闘家は、自分の技術や体力を高めるために日々修行を怠りません。武闘家は、自分の力や勇気に自信や誇りを持ちますが、同時に謙虚さや礼儀も忘れません。武闘家は、常に強敵との戦いを求めています。敵だけでなく、仲間や師匠からも切磋琢磨することがあります。武闘家は、熱血な存在です。
武道家
自分の精神を磨き上げて戦う者のことです。異世界では、魔法や剣術に比べて珍しい職業ですが、その分神秘的や不思議な力を持っています。武道家は、自分の気や霊力などを武器として使います。また、様々な武道の流派や技を習得しています。例えば、太極拳や合気道、気功や呪術などです。武道家は、自分の気や霊力を高めるために日々修行を怠りません。武道家は、自分の力や智慧に自信や誇りを持ちますが、同時に慎み深さや節度も忘れません。武道家は、常に真理との対話を求めています。敵だけでなく、仲間や師匠からも教えを受けることがあります。武道家は、冷静な存在です。
異世界での一幕
・武闘家・武道家
「おい、ニコラ。ここはどこだ?」
「さあな。気がついたら、こんなところにいたぜ」
二人の男は、森の中にある小さな祠の前に立っていた。彼らは武闘家と武道家のコンビで、異世界に転生した元地球人だった。彼らは、魔王を倒すために勇者パーティに所属していたが、ある日突然、この祠に飛ばされてしまったのだ。
「これは……転移魔法か?」
「そうかもな。でも、誰がやったんだ?」
「敵か味方か……」
二人は周囲を警戒しながら、祠に近づいた。祠には、古代文字で何かが書かれていた。
「これは……読めるか?」
「ちょっと待ってくれ。俺は古代文字の研究をしていたからな」
武道家の方が、祠に書かれている文字を読み解こうとした。
「なんとか読めるぞ。ここには……『この祠に来た者よ。汝らは選ばれし者なり。この祠の中にある試練を乗り越えれば、真の力を得ることができる。だが、試練は容易ではない。命を賭けて挑まねばならぬ。汝らは果たして、この試練に挑む覚悟はあるか?』と書いてある」
「ふむ……つまり、この祠の中に入れば、強くなれるってことか?」
「そういうことだな。でも、危険も伴うってことだ」
「危険も伴う……か」
武闘家は、目を輝かせた。
「面白そうだな!俺は挑戦するぜ!」
「おいおい、待てよ。よく考えろよ。これは罠かもしれないぞ」
「罠だろうがなんだろうが、俺は強くなりたいんだ!魔王を倒すためにもな!」
「魔王を倒す……か」
武道家は、武闘家の熱い眼差しに押された。
「分かった。俺も一緒に行くぞ」
「よし!じゃあ行こうぜ!」
二人は手を取り合って、祠の扉を開けた。
扉の向こうには、暗闇が広がっていた。
「暗いな……」
「気をつけろよ。何が出てくるかわからないぞ」
二人は慎重に進んでいった。
やがて、彼らの前に巨大な扉が現れた。
扉には、古代文字で何かが書かれていた。
「これは……『最初の試練:力』と書いてある」
「力……か。どんな試練だろうな?」
「開けてみようぜ」
武闘家が扉を押した。
扉が開くと同時に、強烈な光が二人を包んだ。
光が消えると、二人は見知らぬ場所に立っていた。
そこは、巨大な円形の闘技場だった。
闘技場の周囲には、無数の観客席があり、そこには様々な種族の人々が座っていた。
彼らは二人を見て歓声を上げた。
「おお!新しい挑戦者だ!」
「どんな戦闘を見せてくれるんだろう?」
「力の試練だからな。相手は強敵だぞ!」
観客席から聞こえる声に驚く二人。
彼らは気づいた。
これは異世界の闘技場だったのだ。
そして、彼らは力の試練という名の戦闘に挑まされることになったのだ。
「おいおい……これはどういうことだ?」
「さあな……でも、仕方ないぜ。戦わなきゃ出られないんじゃねえか?」
「そうかもしれんな……」
二人は覚悟を決めた。
そして、闘技場の中央に立った。
すると、対面する扉から何者かが現れた。
それは……
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